日記(活動報告)
2024-07-27 07:59:00
安城市 新丸山ダムの現場見学に行きました
26日、あいち防災リーダー会(安城代表:岡田公夫さん)の皆さまと計6人で、岐阜県可児郡御嵩町と加茂郡八百津町にまたがる「新丸山ダム」の建設現場へ見学に行く機会を得ました。現在の「丸山ダム」は、一級河川木曽川の治水(ちすい)の要ですが、建設から70年近く経過したダムの治水能力のアップを目的に、丸山ダムの下流側に重なる形で新しく「新丸山ダム」を建設します。
かさ上げされた新丸山ダムにより、洪水調整量3.6倍に加え、新たに渇水(かっすい)対応可能な容量を備えることに。また、建設過程は非常に複雑で、ダム放水をうまく切り替えながら施工して行きます。さらにDXが各所に取り入れられ、建設建機や生コン打設の自律・自動運転化や、建設する構造物の3次元画像モデルを現場に重ねて可視化する技術も導入されています。現在は新丸山ダム建設の前段階として、岩盤の露出作業、生コン打設用ケーブルクレーン設置をはじめ、付帯設備の設置や準備工事が行われ、今後、本格的に新丸山ダムの建設が始まります。
丸山ダム本体の見学では、エレベーターでダム内部を60mほど下降して「監査廊」へ。内部は気温20℃と安定し、日本酒の貯蔵庫に利用されていました。その後、ダムゲート巻き上げ機のある頂上も見学させていただき、洪水調整時のゲート稼働トラブルに備えて、複数の稼働方法が用意されていることが解りました。
現場見学の帰りには、地元の名物「丸山ダムカレー」を見学参加者でいただきました。私自身、ダム見学は40年ぶりでしたので、とても貴重な経験が得られました。国土交通省新丸山ダム工事事務所・丸山ダム管理支所の皆さま、あいち防災リーダー会の皆さま、暑い中お疲れさまでした。ありがとうございました。