日記(活動報告)

2023-01-15 20:30:00

安城市 石川喜平復元算額披露会

本日午後3時より、高棚町公民館において、石川喜平復元算額披露会が開催されました。算額とは和算(わさん=現代の数学)の問題が書かれた絵馬で、江戸時代に盛んに神社仏閣に奉納されています。2022年は郷土の偉人、石川喜平が明治用水開削測量を開始して200年の節目であり、喜平が納めた算額が消失していたことから、町内会でその復元を試みました。
町内には建築業者、画家、書家、建具屋といった皆さまがお見えになり、皆さまのお力を拝借して、半年がかりで2枚の木製算額を昨年11月下旬に復元させました。今日は、町内でご協力いただいた皆さまと、ご指導いただいた深川英俊先生をお招きして、お披露目会となりました。
現在、全国には約900の算額が現存しているそうですが、保存状態が良いものばかりではありません。深川先生曰く、「復元の際、書の部分はワープロ+焼き付けが主流で、実際に書を毛筆で書いた復元は、これが最後かも」とのこと。貴重な復元体験をさせていただき、ご協力いただいた皆さまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
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