日記(活動報告)
2023-02-21 09:07:00
安城市 もっと身近な子育て・教育・福祉①
前回の続きです。延長保育の実現が困難ないくつかの理由として、
1)保育士が不足している
2)保育士不足を解消するためには待遇改善が必要
3)延長保育で入園希望者が増えると施設の部屋数が不足する
1)と2)は全国レベルの課題です(高棚を含む未対応園個有の課題ではない)。実は市としては3)を『触れられたくない』課題としているかもしれません。高棚の場合、延長対応で毎年10人の入園者が増えれば、各クラスで1部屋不足し、6カ月児からも対応可能とすれば、さらに不足します。つまり、新しい施設を整備する必要あり=財政支出が大きいので避けたい、これが本音でしょうか。ただし市の方針により、新規の園の整備運営は民間事業者へと移行されているので、市の負担は減っています。
他にも大きな壁が。添付資料は『【改訂版】安城市保育園等運営方針(令和2年4月)』からの抜粋ですが、当町が含まれる西中学校区は8つの中学校区の中で、将来的に2番目に定員に余裕が生まれる地区=子どもの数が減るので新たな施設建設やクラス増は厳しい地域、との位置付けとも言えます。これでは、個々の町で若い方の世帯数が増加していて延長保育へのニーズが増加しても、地区でひとくくりでは実情が反映されません。
高棚町が子育てに厳しい町、子育てに向かない町とならぬように、技術者の私ですが、しっかりと理論武装しつつ、地域差の無い延長保育の実現に挑んでゆく考えです。